悪質な無料の出会い系サイトからの被害をなくすためにも、
私達の調査で見えてきた大きな特徴を上げてみます。
・見た目は綺麗だが中身は薄っぺらい
サイト訪問者の目を引くため、
とにかくデザイン(見た目や信用性)に一番力を入れています。
サイトに訪問した人が、
登録して利用しないことには始まりません。
一般人が感じる第一印象の中でも、
「このサイト綺麗だし信用出来そう」と思わせる部分を最重視しています。
しかし、
サイトは綺麗にもかかわらず、
下記の重要な点が明記されておりません。
・異性紹介事業の届出
・特定商取引に基づく表記
・電気通信事業者の届出
・年齢確認義務
・退会方法に関する記述
上記の内容は、サイトを見ただけでは見れない項目もあります。
気になったサイトにひとまず登録をしてみて、マイページから探して見て下さい。
それでも見当たらない場合は100%悪質な出会い系サイト業者です。
・広告にかなり力を入れている
YahooやGoogleのようなインターネットの検索で、
「出会い系サイト」「婚活」などと調べるとかなりの広告が表示されます。
とにかくインターネット上での露出を大きくしていきたいのです。
インターネット利用者が広告経由でサイトに訪れれば、
その誇大広告や綺麗なサイトに「出会えるかも」という夢をいだき、
会員数はどんどん伸びていきます。
・サクラ(架空の利用者)が大半を占めている
サイトの作成(デザインやシステム)に初期投資でお金をかけ、
莫大な資金を投じてあらゆる広告で利用者の目にする機会を増やし、
会員数が増えて来れば準備は整いました。
あとは登録した利用者が、
「出会えるかも」とウキウキしながら異性とのやり取りを楽しみ、
メッセージの送受信のたびに利用料としてどんどんお金を課金していきます。
あと1通2通で連絡先が聞けたり待ち合わせが出来そうというタイミングで、
ポイントがなくなりましたので○○○○円分入金して下さいと、
利用者をどんどん落とし穴にはめていくのです。
利用者が異性とやり取りをしていると思い込んでる相手は、
いわゆるサクラと呼ばれる人たちです。
そうです。
おとり(架空の利用者)なわけです。
悪質な無料の出会い系サイトの業者では、
バイトで雇われている1人の人間がサクラとして、
約5~10人、ベテランで多い人だと20~30人以上を相手しています。
悪質な無料の出会い系サイトの場合、
登録されている利用者の8割~9割以上がサクラです。
もっと酷い業者だと、
純粋な利用者が1人もいない100%サクラの出会い業者もあります。
純粋な利用者しか登録されていない中身の綺麗な業者が1%で、
残り99%は上記のような悪質な行為で金儲けをしている出会い業者しかいない世界なのです。